こんにちは。
トータルメンテナンスサロンTRONC澤田です。
健康な女性であれば毎月やってくる生理。
私は11年、女性と向き合う仕事をしてきましたが、多くの方が自分の生理についてあまり意識がないことに気が付きました。
毎月来てない。。
月に2回くる。。
なんだか量が多い。。
期間が長い。。
期間が短い。。
どろっとしたかたまりがでる。。
経血の色が茶色い。。
生理痛がひどい。。
PMSがひどい。。
排卵痛がある。。
などなど、私が聞くと心配になってしまう症状があっても、あまり本人は気にしていなかったり。
毎月の事だから慣れっこになって気にも留めていない方がほとんどでした。
デリケートな話でもあるので、あまり人から聞いたり、比べたりしないことも原因なのかもしれません。
私は中学生のころから生理痛に苦しめられてきました。
自分の身体を使って調べてきましたが、生理は自分の身体のバロメーターです。
まずは、自分の生理はどのような状態でしょう??
生理はどうして起きるの?
簡単に言うと、赤ちゃんができなかったとき、いらなくなった子宮内膜を排出するためです。
女性は生まれた時に、卵巣の中に赤ちゃんを作るのに必要な原子卵胞を200万個持っています。
思春期になって赤ちゃんができる身体になると女性ホルモンの働きによって一定のサイクルで成熟した卵胞がひとつづつ排出されるようになります。(排卵)
排卵が起きると赤ちゃんを育てる部屋である子宮の内側にある子宮内膜をフカフカに膨らませて赤ちゃん(受精卵)を受け止める準備を始めます。
生理前になると子宮内膜は1センチほどまでに膨らみます。
妊娠が起こらない場合、新しい内膜が作りやすいように、古い内膜は壊され溶けて血液と一緒に剥がれ落ちます。
これが「生理」です。
初潮の平均年齢は12.3歳、閉経の平均年齢は50.5歳
生理と生理の間は個人差もありますが、25~28日感覚が多いようです。
生理の時のどろっとしたかたまりはなに?
経血は、受精卵を受け止めるためにフワフワになった子宮内膜がはがれ、血液が混ざった状態で排出されたものです。
子宮内膜は血液が固まらないようにする働きを持っていますが、経血の量が多すぎると処理しきれないことも。。
そのとき、ゼリーのようなどろっとした血の塊が出てくることがあります。
小指の先ほどのかたまりや、通常の生理期間に2度ほどの回数であれば特に心配はありません。
ですが、レバー状の大きな血のかたまりが頻繁に出る場合は、ホルモンバランスの異常や子宮筋腫の可能性も。
どろっと経血、どうやったら治るの?
どろっとした血の塊が出るのは、子宮の血流が悪くなっているサインだと考えられています。
血液の滞りは生理機能の低下、重い生理痛や子宮の病気などの原因にもなっていると考えられます。
血液の滞りを解消する生活習慣
①身体を温める
服装はもちろん、身体を温める効果のある食品(生姜、トウガラシ、根菜類)をとり、冷たい飲み物、食べ物は極力取らないようにしましょう。
特に下半身は冷やさないように、足湯や半身浴なども大切です。
②締め付けのない洋服、下着をつける
毎日身に着けるものですので、サイズは正しいものをつけましょう。
特にサイズの合わないショーツは鼠径リンパを締め付ける原因にもなります。
③ストレスをためない
ストレスがたまると自律神経が乱れ、血管が収縮し、血流が悪くなります。喫煙でも同じ状態になります。
身体の力を抜く意識をするだけでも違います。
④適度な運動
軽く息が切れるくらいの有酸素運動やストレッチがおすすめです。
大量の汗をかく運動は逆に身体を冷やす原因にもなってしまいますので、汗をかいたら必ず汗は拭きとりましょう。
まとめ
ある程度のどろっと経血は、子宮内膜を成長させる女性ホルモンの分泌量が多いことが主な原因です。
20代後半や30代の健康な女性であれば珍しいことではありません。
また、生理の終わりかけに茶色~黒っぽい色の経血が出てくるのは、子宮内や膣内で時間がたって酸化したと考えられ、異常ではありません。
ただ、頻繁に起こったり、量があまりにも多い場合は子宮の病気の可能性もあります。
生理については人それぞれ。毎回状態が変わることもあります。
毎回、しっかり自分の生理の質を確認し、変化に気づくことが大切です。