こんにちは。
名古屋市 トータルメンテナンスサロン TRONC澤田です。
生理前や生理中、むくみやすくなる・体重が増えるといった経験ありませんか?
生理が終われば自然に戻るし。。なんて甘い考えは危険です。
毎月来る生理のむくみが積み重なって、ほかの冷え同様、健康にも美容にも影響を及ぼします。
むくむという状態
むくみを医学的に定義すると「細胞と細胞の間に様々な原因により間質液と呼ばれる水分が過剰にたまった状態」
のことをいいます。
人の身体の水分は体重の60%と言われていますが、その2/3は細胞内に1/3は細胞外に存在しています。
この細胞の外に存在する80%は間質液で、残り20%は血漿と呼ばれる血液の液体成分やリンパ液などです。
これらの水分は人体のどこにどれくらい存在するか分布に決まりがあり、保たれています。
このバランスが崩れ、顔や手足などの末端部の皮膚の下に血液中の水分が溜まった状態の事です。
むくみを放置してしまうと…
むくみは「しばらくすれば治る」と思われがちですが、そうではありません。
むくみをきちんと解消しないと老廃物が溜まって肌表面がぼこぼこになるセルライトになります。
こうなるとむくみは慢性化。ちょっとやそっとでは治らなくなってしまいます。
さらに放置すると太りやすい・肌の乾燥などの美容面だけではなく、血行不良・冷え・血管への影響など健康面でも悪い影響が現れます。
女性ホルモンとむくみ
女性の身体は「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という2つのホルモンによってコントロールされています。
生理前のむくみは、「プロゲステロン」が影響しています。
卵巣は生理が近づくと妊娠しやすくするためにプロゲステロンの分泌が増加します。
プロゲステロンは、身体に栄養や水分を蓄える働きを強くする働きがあります。
これにより、身体の外に水分や老廃物が排出されにくくなります。
また、腸の動きを弱めてしまうため便秘にもなりやすくなります。
そのため、むくみやすくなると言われています。
通常、生理が始まるとプロゲステロンは減少しますが、それでもむくんでいる状態がある場合は、
もう一つの女性ホルモンエストロゲンも減少するため、エストロゲンの働きの代謝を促す働きが低下し、生理前のむくみをなくすことができなくなってしまっ状態です。
生理前のむくみにはマッサージが効果的
生理前のむくみの対処法としてマッサージや、ストレッチがおすすめです。
半身浴で身体を温めてから就寝前に行うのが特におすすめです。
生理前のむくみに効く食べ物
むくみ排出に効果のある食べ物は「大豆食品」です。
大豆食品には、むくみ予防食品でもある「カリウム」や、ホルモン作用のある「大豆イソフラボン」が含まれており、女性ホルモンに関わる症状を軽減させると言われています。
また、カリウムが豊富に含まれている「海藻」もむくみ対策におすすめです。
飲み物では、身体を温める「ほうじ茶」や「ハーブティー」などがいいでしょう。
紅茶やコーヒーなど、カフェインを含む飲み物は、カリウムの働きを阻害する作用があるので、生理前や生理中はなるべく控えるようにしましょう。
生活習慣も見直しを
通常、生理が始まるとむくみは解消されていく流れですが、ホルモンの乱れが大きい人は、生理が終わってからもしばらくむくむ場合があります。
ホルモンが乱れると、むくみだけではなく、PMSや、生理自体の質にも影響を及ぼします。
そのため、日ごろから規則正しい生活を心がけ、自分なりのストレスとの付き合い方も見直していくことが大切です。
まとめ
女性の身体は女性ホルモンの影響でむくみやすくなりますが、普段のマッサージ・ストレッチや、食生活を見直すことで生理前でもむくみにくくすることはできます。
生理前のホルモンバランスを把握するためにも普段から基礎体温を計測することもおすすめです。
自分の身体と向き合いながら、生理前・生理中を上手に乗り越えていきましょうね。