こんにちは。
名古屋市トータルメンテンスサロン TRONC澤田です。
むくみシリーズ第5回です。
最近寒い日が続きます。
お正月が過ぎ早1か月以上たちますが、未だに正月太りが残っている方!
それは冷えからくるむくみで痩せにくくなっているのかもしれません。
身体が冷えやすい方も是非ご参考にされてください。
むくむという状態
むくみを医学的に定義すると「細胞と細胞の間に様々な原因により間質液と呼ばれる水分が過剰にたまった状態」
のことをいいます。
人の身体の水分は体重の60%と言われていますが、その2/3は細胞内に1/3は細胞外に存在しています。
この細胞の外に存在する80%は間質液で、残り20%は血漿と呼ばれる血液の液体成分やリンパ液などです。
これらの水分は人体のどこにどれくらい存在するか分布に決まりがあり、保たれています。
このバランスが崩れ、顔や手足などの末端部の皮膚の下に血液中の水分が溜まった状態の事です。
むくみを放置してしまうと…
むくみは「しばらくすれば治る」と思われがちですが、そうではありません。
むくみをきちんと解消しないと老廃物が溜まって肌表面がぼこぼこになるセルライトになります。
こうなるとむくみは慢性化。ちょっとやそっとでは治らなくなってしまいます。
さらに放置すると太りやすい・肌の乾燥などの美容面だけではなく、血行不良・冷え・血管への影響など健康面でも悪い影響が現れます。
むくみと冷えの関係 「冷えむくみ」
まだまだ寒い日が続きます。
冷え性さんにはつらい季節です。
- お風呂に入ってもすぐに手足が冷えてしまう
- 手足が冷たくて眠れない
- むくみでブーツをはくのが一苦労
- 冬場太りやすい
- トイレの回数が少ない
こんな症状ありませんか?
実は冷えを自覚している人こそむくみを感じています。冷えとむくみは相関関係にあるのです。
冷えむくみの原因
冷えからくるむくみは、冷えることによって血流が悪化することが主な原因です。
さらに、良かれと思ってタイツや靴下の重ね履き、ブーツの着用により、足元が圧迫されることでさらに血流が悪くなり、結果的にむくんでしまうケースもあります。
寒さが厳しい時期は
寒くて運動不足になる
⇓
血流が悪くなる
⇓
冷える
⇓
むくみ始める
⇓
だるくて動かなくなる
⇓
さらにむくむ
⇓
さらに冷える
といったスパイラルに陥ってしまいます。
冬特有の「冷えむくみ」は通常のむくみより症状が長引いたり重く感じたりします。そのため解消しにくく深刻化しやすい特徴があります。
「冷えむくみ」を放置してしまうとむくみが解消できないだけでなく、冷えも悪化し、免疫力も下がりやすくなる傾向があります。
また、老廃物が冷えることによりセルライトもできやすくなり、セルライト化した部位は痩せにくくなります。
「冷えむくみ」を解消しよう!
症状が重症化しやすい「冷えむくみ」は足のマッサージだけなどの部分ケアだけでは解消しにくいとされています。
大切なのは“全身の血の巡りのケア”をすることです。
①入浴
全身を効率的に温めるのは入浴が最も効果的です。
さらに効果を高めるために、炭酸ガス入りの入浴剤などの使用もとてもお勧めです。
②冬の食材
カリウムを多く含む食材は、余分な水分を体外へと排出してむくみ解消に効果的です。
白菜・かぶ・大根・ネギ・ブロッコリー
はっさく・いよかん・りんご など
③ふくらはぎのポンプ機能をアップ!
とくにむくみやすい脚。
脚に流れた血液を重力に逆らって押し上げてくれるのが足のポンプ機能です。
脚の筋肉を効率的に動かす(スクワット・ジャンプ)運動をしたり、軽い運動を継続して筋肉量を増やすことが大切です。
まとめ
冷えはむくみを、むくみは冷えを助長します。
たかがむくみだ、たかが冷えだと軽く見てしまうとのちに、セルライトなどの美容面だけではなく、体温低下による免疫力の低下にも繋がります。
また、「冷えむくみ」の場合は、水分の摂りすぎにも注意です。
飲みたくなったら飲む、そしてしっかりと出す。
できたら白湯を飲むようにしましょう。
カイロや入浴などの外側のケアも大切ですが、やはり筋肉量を増やしたり、食事の内容に気を付けたりと、内側からのケアをしっかり取り組んで、「冷えむくみ」にならない身体づくりができるといいですね。