こんにちは

名古屋市トータルボディメンテナンスサロン TRONC澤田です。

本日はストレスとむくみの原因を書いていきます。

ストレスなどの精神的な不快からむくむことは意外かもしれませんね。

原因はどこからくるかはわからないので、ぜひご参考にされたください。

むくむという状態

 

 

むくみを医学的に定義すると「細胞と細胞の間に様々な原因により間質液と呼ばれる水分が過剰にたまった状態」

のことをいいます。

 

人の身体の水分は体重の60%と言われていますが、その2/3は細胞内に1/3は細胞外に存在しています。

この細胞の外に存在する80%は間質液で、残り20%は血漿と呼ばれる血液の液体成分やリンパ液などです。

これらの水分は人体のどこにどれくらい存在するか分布に決まりがあり、保たれています。

 

むくみとストレスの意外な関係

 

 

怒ったり悲しかったり。。そんな精神的なストレスがむくみに関係しているなんて今まで感じていましたか?

実は大きなストレスを受けると、むくみにつながることは医学的にも認められています。

むくみに大敵!ストレスホルモン コルチゾール

 

コルチゾールというホルモンがあります。これはストレスホルモンと呼ばれ、身体に大きなストレスがかかると、その分泌が増大します。

コルチゾールホルモンが身体に与える影響はいろいろありますが、その中でも水分代謝に関わる点が問題となります。

コルチゾールホルモンが増えると、水分排泄がスムーズに行われなくなり、体内に水分が滞りやすくなります。

 

また、もう一つの影響として、コルチゾールの作用で筋肉を構成するタンパク質に影響し、だんだんと筋肉がやせ細るという作用もあります。

リンパ系は心臓のようなポンプ機能がないので筋肉の働きによって運搬が行われます。

つまり、筋肉がやせ細ると、それだけリンパの運搬機能も低下してしまうのでこちらも水分排泄に影響を与えてしまいます。

 

コルチゾールの働き

 

ストレスホルモンというと誤解を受けがちですが、コルチゾールはストレスという非常事態に対応するため「戦闘」「逃避」に備えます。

ストレス対処に不可欠な大切なホルモンです。

  • 血圧上昇
  • 心拍数増加
  • 体温上昇
  • 脂質やたんぱく質をエネルギー(糖)に変える
  • 体内の炎症抑制
  • 血糖値上昇

一見、血圧上昇や血糖値上昇というと悪いイメージですが、日常的に血圧や血糖値の低下状態を防ぐ身体の危機管理(生体防御)をしてくれています。

コルチゾールは精神的なストレスだけではなく、重症のケガ・飢餓などの肉体的ストレスでも分泌は増えます。

強力な作用がある分、結果として副作用も出てしまいます。

 

まとめ

 

 

現代では、命にかかわるような過度のストレスを感じる場面は少なくなり、コルチゾールが過度に分泌されるほどのストレスを感じることは少なくなりました。

代わりに、じわじわとボディーブローのように効いてくる小さなストレスが増えたように感じます。

 

毎日積み重ねるストレスは身体に少しずつ蓄積され、あるタイミング、閾値を超えるとむくみだけでなく急激な悪化を招くのです。

コルチゾールはストレスホルモンという異名で呼ばれるので悪い印象がありますが、人間の生命維持には欠かせないホルモンです。

 

大切なのはストレスができるだけかからないように、また、ストレスなことがあってもすぐに解消するようにすれば、ストレスからくる

むくみが起こりにくくなります。

少しのイライラも無視せずに、しっかり自分をいたわってあげてくださいね。

 

 

 

 

コメントは利用できません。