こんにちは。
名古屋市 トータルボディメンテナンスサロン TRONC澤田です。
いくつかあるむくみの原因。
本日は食事との関係です。
食事は毎日する行為。ちょっとの意識で変えられますので、ぜひお読みください。
むくむという状態
むくみを医学的に定義すると「細胞と細胞の間に様々な原因により間質液と呼ばれる水分が過剰にたまった状態」
のことをいいます。
人の身体の水分は体重の60%と言われていますが、その2/3は細胞内に1/3は細胞外に存在しています。
この細胞の外に存在する80%は間質液で、残り20%は血漿と呼ばれる血液の液体成分やリンパ液などです。
これらの水分は人体のどこにどれくらい存在するか分布に決まりがあり、保たれています。
むくみは低栄養の代表的な症状の1つ
低栄養とは身体を維持するために必要なエネルギーやたんぱく質が不足している状態の事です。
低栄養になると身体に様々な不調が現れます。見た目に分かるものもあれば外からはわからないものも。。
下半身や腹部のむくみは外見的にも内面的にも症状がでた状態です。
むくみと関係の深い栄養素として「タンパク質」と「ビタミンB1」があげられます。
血液中にはたくさんのたんぱく質が含まれていて、自律神経によって血中のたんぱく質の濃度は一定に保たれていま
す。毎日のたんぱく質の摂取量が足りないと自律神経が血中のたんぱく質濃度を一定になるように働きますので血液
中の水分が血管外へ出てしまい、むくみとなります。
また、「ビタミンB1」は、炭水化物の代謝に関係していて、特にブドウ糖をエネルギーに変えるとき潤滑油の役目と
いう大きな働きがあります。
ビタミンB1が不足するとタンパク質の合成がスムーズにできなくなるので結果的に血中のたんぱく質が不足してしま
います。
アルコールの代謝や糖分の代謝にもビタミンB1は必要ですので、アルコール摂取量の多い方、糖質が好きな方は要注
意です。
また、ビタミンB1は水に溶けやすい性質があるので、汗や尿で身体の外に出てしまうので、特に夏場は普段よりたん
ぱく質が不足気味になることがあります。
塩分とむくみ
塩分もとりすぎるとむくみの原因となります。
血中に塩分が多くなってしますと、塩分が血管を傷つけてしまいボロボロになってしまいます。
そうなってしまうと動脈硬化や高血圧の発症の恐れがありますので、身体は自律神経の働きにより血中の塩分濃度を
下げようと血液中に多くの水分を含ませます。
血管は血液の量により収縮します。実はその時の状況によって太さを変化させています。
塩分をとりすぎたことによって水分量の多くなった血液を身体に巡らせるために、血管は通常よりも広がっている状
態に変化します。
その結果、血管にある栄養素などを通す小さな穴が広がってしまい、そこから水分が血管の外に染み出してしまい、
むくみとなります。
食べ物でむくみ改善!!
食べ物が原因のむくみはもちろん食べ物でむくみにくくなることは可能です。
まずは原因にもなっていました、栄養素の見直し。
- たんぱく質を適量しっかりと摂る
- ビタミンB1をしっかりと摂る(豚肉・豆類・緑黄色野菜・牛乳・ウナギ・かきなどに多く含まれる)
- 塩分をとりすぎないようにする
むくみに効く栄養成分
≪カリウム≫
ミネラルの一種カリウムが体内の塩分排出の働きをしています。
カリウムは体内にため込んでおける量がとても少ない成分ですので、日常的にカリウム(海藻類・パセリ・アボガド・
バナナ・緑茶・コーヒー・大豆・ナッツ類に多く含まれる)摂取を心がけましょう。
≪クエン酸≫
クエン酸には肝臓で脂肪の代謝を高め、体内の老廃物を分解・排出する働きがあり、血行を良くするビタミンCが含
まれていて、むくみには有効です。(グレープフルーツ・レモンなどに多く含まれる)
≪ビタミンE≫
尿中のナトリウム量を増加させ、体内のナトリウムを排出する働きがあります。また、ビタミンEは老化(酸化)を進め
る活性酸素が増えるのを抑える抗酸化物質も含まれます。
(モロヘイヤ・アボカド・プルーンに多く含まれる)*プルーンはカリウム・クエン酸も豊富に含まれていてお勧め!
≪サボニン≫
利尿作用があり、体内の水分量を調節する働きがあります。
(ゴボウ・小豆・ニンニクに多く含まれる)
≪ポリフェノール≫
抗酸化作用があり、血中の抗酸化脂質の発生を防ぎ、血液の凝固を防ぐ効果があります。血行が良くなり老廃物が効
率的に排出されます。
(赤ワイン・ブルーベリー・カカオに多く含まれる)
≪ビタミンB6≫
血液をサラサラにする働きのほか、ホルモンバランスを整える役割もあります。そのため、女性によくある生理前の
むくみにも効果的です。
(マグロ・カツオ・レバー・大豆などに多く含まれる)
まとめ
むくみの原因は様々です。
色々な原因か重なって症状に出てくることもあります。
食事は簡単に始められる事柄ですので、むくみが気になる方は、参考にしていただけたら嬉しいです。
お勧め食材は書きましたが、やはりとりすぎは注意ですので、適量を続けてあげてくださいね。