こんにちは。
名古屋市 トータルボディメンテナンスサロン TRONC澤田です。
2月もあとわずかで終わろうとしています。
ようやく春の兆しが出てきましたが、まだまだ安心できる気温ではないですね。
冷え性の方は、まだまだ暖房器具が手放せないのではないでしょうか?
特に寝るときは、手足が冷えていると良質な睡眠はとれません。
そんなときの強い味方のホットカーペットですが、使い方次第では美容にも健康にも悪影響が。。
お勧めの使用方法を書いていきますので、ホットカーペット愛用中の方はご参考にしてください。
ホットカーペット 睡眠時使用はお勧めできない理由
脱水
寒くてなられない夜、暖かいホットカーペットは本当に助かりますよね。
冷えずに眠れるという利点ももちろんあるのですが、朝までずっとつけっぱなしは美容の大敵になるんです。
それは、乾燥!
睡眠中は、興奮した脳をクールダウンして、良質な睡眠にするため、汗を出して脳の温度を下げるという状態になります。
ですので冬場は起きているときよりも汗をかきやすくなります。
乾燥を防ぐために眠る前に200ミリリットルのお水を飲むことをお勧めするほど、睡眠中は意外にも水分が奪われています。
通常でも汗をかくのに、さらにホットカーペットの人工的な暖かさが加わるので、体温が上がりすぎて脱水症状を起こす恐れがあります。
夏に起こる熱中症と同じような状態になります。
自分は眠っているので身体の異変に気付くのが遅れ、重篤になる危険性も。
重篤にならなくても、皮膚は確実に乾燥するので、お顔だけではなく全身の皮膚が乾燥してカサカサお肌になってしまいます。
また、お年寄りなどは身体の水分が少なくなりすぎて、血栓ができやすく、命にかかわる状態にもなりかねません。
低温やけど
ホットカーペット程度の温度でも、長時間触れていると低温やけどを起こします。
44度で6時間接触していると起きると言われていわれていますが、寝ているときは身体をあまり動かさないので、血流が滞ってそこに熱が
こもりやすくなるので6時間かからず低温やけどをおこします。
とくに、
- 皮膚が薄い高齢者
- 寝返りができない乳児
- 身体にマヒがある人
こういった人はより注意が必要です。
低温やけどは弱火でじっくり肉を焼いているのと同じです
知らず知らず低温やけどを繰り返していると完治までに時間がかかり、跡も残りやすくなります。
ホットカーペットで睡眠不足
私たちが眠るときには体温は徐々に下がって、リラックスできる副交感神経が優位な状態になって熟睡ができます。
しかし、ホットカーペットで眠ると体が熱いままで、交感神経が優位になって興奮状態になりしっかり熟睡することができなくなります。
つまり、眠りが浅くなって睡眠の質が下がるということです。
ホットカーペットの上手な使い方
まずは、
ホットカーペットで寝ない
ということが大切ですが、そうはいっても寒くて冷えていてはいい睡眠がとれません。
- ホットカーペットの上にさらに保温性の高いものでくるむ(長時間使用しない)
- 寝入りだけつけて布団を温めるだけに使用する
布団を温めるだけでも十分に冷えには効果があります。
ホットカーペットだけではなく、湯たんぽや、布団乾燥機なども布団を温めるには有効です。(湯たんぽは低温やけど注意)
今回はホットカーペットに注目して書きましたが、脱水症状に関しては、電気毛布やこたつにも同じことが言えます。
眠りに入るときには、極力人工的な暖房器具には頼らないことをお勧めします。
そして、眠る前には200ミリリットルの水分をとりましょうね。