
こんにちは。
名古屋市トータルボディメンテナンスサロン TRONC澤田です。
本日は、わたくしの完全趣味のお話です。
実は、私、大のお祭り好き。
特に、奇祭と言われる激しめのお祭りが大好きです。
なぜこんな祭りの内容になったのか??なぜ今まで受け継がれてきたのか?興味深いです。
本日平成30年2月28日。国府宮神社ではだか祭が行われました。
4年連続、見に行っている大好きなお祭りです。
国府宮はだか祭とは?
国府宮で、毎年選ばれる「神男」(しんおとこ)に厄払いを求めて、約1万人の男たちが激しくぶつかり合う祭りです。
毎年旧正月の13日に開催されるお祭りなのですが、実は前後11日にわたって行事が決められる大掛かりなお祭りなのです。
2月17日 儺追神事(はだか祭)標柱建式 旧正月2日
この場所でこの日時で儺追神事をしますよ。というお知らせの柱(しめばしら)が立ちます。
2月17日 儺負人(神男)選定式 旧正月2日
神男を決める儀式です。
志願する男性を集めておみくじで神男を決めます。
2月21日 大鏡餅米洗 旧正月6日
2月22日 大鏡餅餅つき
お供え物の大鏡餅に使用する50表のおもちをお払いし、飾りつけの日まで保管します。
この日は昼頃になるとその年の「神男」が登場します。
2月25日 儺負人(神男)参篭
おみくじで決められた神男が午後5時に親族に送られ、儺追殿に入り、3日3晩かけて身体を清めます。
2月26日 土餅搗神事並秘符認(つちもちつきしんじならびにひふしたため) 旧正月11日
神男に背負わせる神聖な土餅を宮司が搗きます。
2月26日 大鏡餅飾りつけ
大型トラックに大鏡餅を積み込み飾りつけをします。
2月27日 大鏡餅奉納
お祓いをして奉納のパレードをします。
2月27日 庁舎神事(ちょうやしんじ)
「一宮真清田神社・二宮大縣神社・三宮熱田神宮・総社尾張大國霊神社」の四柱神様を招き、天下泰平・悪疫退散・五穀豊穣を祈る儺追神事の前夜祭に当たる神事を行います。
2月28日 15時 儺追(なおい)神事(はだか祭)
はだか祭当日です!
3月1日 余儺追(よなおい)神事
昼間のお祭りが終わり、早朝の3時に神男の背中に土餅を背負わせます。
3月1日 大鏡餅切始
お祓いを終えると大鏡餅を切り分けてから一般の人に配ります。
3月4日 的射神事
「おまとう」ともいわれる儺追関連の終幕を飾る神事です。
3月11日 なおい茶会
薬用とされてきたお茶を通して「はだかまつり」の厄災除けの信仰を活かし、催しているお茶会です。
当日しか参加したことがありませんでしたが、一連の工程の多さに驚きます。
それだけ神様を大切にしたお祭りだと感じます。
はだか祭の歴史
はだか祭の正式な名前は「儺追神事なおいしんじ」といい、毎年旧正月の13日に行われる厄払いのお祭りです。
今から1250年前に全国の国分寺で厄払いが行われ、そのとき尾張大國神社(国府宮)にも厄払いをしたことが始まりだと言われています。
今のような「はだか祭」となったのは江戸時代末期のころだと言われています。
神男と呼ばれるその年の代表になる男性はお祭りの4日前に決められて、お祭りの当日まで身を清めるために体毛をそり、食事もご飯とたくあんのみで儺追殿に3日間こもります。
こうして身体を清められた神男は、直接触ると厄が落ちると言われていて、はだか祭に参加している男性たち(裸男)はこの神男に向かって一斉にもみ合いを始めます。裸男は数え年で42歳と25歳の厄年の男性を中心に参加します。
はだか祭に参加できないひと(老人・子供・女性)は、儺追布と呼ばれるものに住所・氏名・生年月日を書いて、参加する男性たちに厄落としの代役をお願いすることもできます。
当日の流れ
さて、本日のお祭りの様子をレポートします!!
開始は15時からとされていますが、実は朝から行事は始まっています。
竹を布で巻いたものをを、周辺の市町村から、地域ごとのグループで尾張大國神社(国府宮神社)まで運びます。
この国府宮神社に入ってくる時間がおおよそ15時ごろです。
私はお気に入りの場所を死守するため、13時に国府宮神社到着。
屋台をめぐり、お守りにもなる「なおい布」を購入し、神様に参拝します。
写真は14時ごろ。
大鏡餅。 その他たくさんおもちが保管されていました。
一年間のお役目を果たした「なおい布」はこちらに結びます。
こちらが最後に神男が入れられる建物(名前わからず。。)
15時になると、規制がかかり、参拝できなくなるので、参拝される方は15時前に来ることをお勧めします。
今年は14時50分ごろに完全規制になりました。
わたしは14時から場所をキープするため立ち続けます。
15時ごろから続々と裸男たちが竹を布で巻いたものを担ぎながら神社に入ってきます。
なかなかの迫力です。
ちびっこ裸男!かわいい!
ちなみに、ぐるぐる巻きつけているひもや、はちまきを裸男たちからもらえると厄落としのお守りになります。
17時ごろ、ようやく各地域の裸男たちが全員国府宮神社に到着します。
すると、桶に水を運ぶ裸男たち登場。
ここでちびっこ裸男や、老人裸男は危険なので退去します。
神男が登場すると、水をかけるのですが、なぜ水をかけるかというと、神男に触ろうと1万人近い人たちがもみうちゃになるので、皮膚がこすれあってケガをしたり、やけどになってしまうそうです。。
神男が全身の体毛をそるのは、身を清めるのとやけど・ケガ防止だと言われています。
ふんどしもケガの原因になるので、神男は何もまとっていない状態だそうです。
18時ごろ神男登場!!
どこにいるか全くわかりません。。
おそらく水がかかっているところ。
参道は裸男でわちゃわちゃ。水がひっきりなしにかけられます。(近くで見ていると観客も水がかかります。)
18時半ごろ、もみくちゃにされながら、神男が担ぎ込まれて建物に入ったらお祭り終了です。
見にくいですが、奥の白い服を着た人た日のところに神男は運ばれます。
まとめ
やはり、お祭りは活気があっていいですね。
男だったらかなりのお祭り男になっていたと思います。
今年も歴史あるお祭りを見ることができて幸せでした!
今年は天気も良く、気温も高かったので最高でしたが、例年は大雨が降っていたり、極寒だったりするので、見に行かれる方はかなりの防寒体制で行かれてくださいね!
明日は、大鏡餅の販売もあるので、お近くの方はぜひ!
以上、マニアックなブログにお付き合いくださりありがとうございました。
また性懲りもなくたまにお祭りブログ書いていきたいと思います。